『ひとりでプリクラ』御糸さち

¥ 600

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まず、かわいい文庫本サイズに、つぎに、桜の公園の表紙の写真に、それから「ひとりでプリクラ」なんていうタイトルに、油断してはいけません。

会社の上司にはっきり言えないことや、子育て中に抱え込む悩み、そんなもやもやを作者はきっちりすっきり代弁してくれます。キッチンでの日常も短歌という形式に収めてしまうと、こうも美しくなるとは。また、形式的な冒険をしている歌もあって面白い歌集となっています。

際立っているのは、作者自身の過去、子供時代のことから、現在の自分の子供たちのことまで、鋭い観察力やモチーフへの斬り込みが効いているところです。これらが大きな愛情となり、心の底に響いてきます。

では最後に、わたしの好きな二首を紹介しましょう。

じっとりと焼き上げられて(泣きましょう、そして羽ばたく)ローストチキン

下の子が真ん中の子になる前の最後の誕生日よおめでとう

(御糸さち『ひとりでプリクラ』より)

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